本当の消費者団体を目指して

★ 全国消費者協会、消費者の権利のみを主張せず、「消費者義務」を考える消費者団体として、
市民の本当の消費者団体を目指して27年の活動を続けております。
消費者団体の中には、大企業が拠出し消費者が一人も居ない、偽消費者団体もあります。

そんな偽消費者団体は資金力もあり派手な活動が可能で有名になります。
しかし、私たち全国消費者協会は、資金なく、人手なく、名も無く、ここまで来ました。
消費者の義務を考える数少ない消費者団体として活動を続けてきた「市民の消費者団体」です。
「市民の消費者団体」とは、大企業母体の消費者団体ではない意味です。

現代経済社会は、資本主義と言うより株式市場主義が土台となり、企業が、表面的には別として顧客より株主を重要視する時代になり、大企業は、社会的存在意義より利益追求第一主義になりました。そして、市民社会は、ノンポリ化がますます進みます。この二つのことが、「消費者主権の確立」を後退させることへと拍車をかけます。従って、私たちは、今こそ「消費者義務の履行」を実践して、悪徳企業が自然淘汰されて行く現代市民社会をつくり上げなければならないと考えます。
大企業に期待を望めない現代、地球環境を守りながら、消費生活のあるべき姿を求めるためには、
やはり消費者義務を履行する市民を一人でも多く増やす方法しか道はないと考えます。
消費者運動を大企業、政党に利用されないことが本当の「消費者主権」なのかもしれません。
全国消費者協会は、イデオロギーに拘らない消費者団体として、善良な企業と共に、行政と共に
今後も活動を続けてまいります。